「新倉駅」の版間の差分
シラキのコホリのツカサ (トーク | 投稿記録) ページの作成:「'''東武東上線新倉駅'''は昭和九年(1934年)2月1日に開業した。開設当初は「新倉駅(にいぐら)」であったが、半年後の同年7月12日に「新倉駅(にいくら)」と濁らない読み方に改称されている。当時の所在地は埼玉県北足立郡新倉村にあたる。 {{Quotation|昭和九年(一九三四)に開設された新倉駅(現和光市駅)は畑の中に点在するだ…」 |
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2026年8月11日 (火) 12:48時点における版
東武東上線新倉駅は昭和九年(1934年)2月1日に開業した。開設当初は「新倉駅(にいぐら)」であったが、半年後の同年7月12日に「新倉駅(にいくら)」と濁らない読み方に改称されている。当時の所在地は埼玉県北足立郡新倉村にあたる。
昭和九年(一九三四)に開設された新倉駅(現和光市駅)は畑の中に点在するだけで、その周辺にはほとんど人家は見当たらなかった。昭和一三年当時、一日の乗客数は一六〇人余にすぎず、静かな田園地帯であった。 — 『和光市史 通史編 下巻』p.800
軍需工場の進出にともない、白子村、新倉村ともに村の様子を大きく変貌させた。昭和一〇年に両村合わせて四八四〇人であった人口は、昭和二〇年(一九四五)には一万人を超え、この間に農家戸数は六〇戸近く減少した。そして、昭和九年に開設した東武東上線新倉駅の乗客数は、関設当時の一日平均九四人からその約ニニ倍にも達したのである。 — 『和光市史 通史編 下巻』p.533
その後、昭和十八年(1943年)4月1日、新倉村と白子村が合併して大和町になったが、「大和町駅(やまとまち)」への改称は昭和二十六年(1951年)10月1日と遅れている。
さらに、昭和四十五年(1970年)10月31日、大和町が改称して和光町となり、即日市制施行により和光市となった。「和光市駅(わこうし)」への改称は、同年12月20日であった。
名称変更の経緯についての記載の混乱
和光市や東武鉄道の公式サイトで、当初の駅名が「にいくら駅」、その半年後に「新倉駅」と改名した、との情報が掲載されている。公式の場での記載であるため、この情報がWikipediaでも採用されてしまっている。しかし、これは誤りであり、当初から「新倉」駅だったが、読み方だけ「にいぐら」から「にいくら」に変更されたというのが事実であると考えられる。
Wikipediaの根拠となった公式サイトの記載
和光市駅 - Wikipedia(2026年8月11日閲覧)では、
1914年(大正3年)5月1日に東上鉄道(現・東武東上本線)池袋駅 - 田面沢駅の開業から大幅に遅れて、1934年(昭和9年)2月1日に埼玉県新座郡新倉村ににいくら駅として開業したのが始まりである。開業直後の同年7月12日に新倉駅へ変更した。 — 和光市駅 - Wikipedia
と記載されており[1]、東武鉄道和光市駅と、それを参考にしたと思われる和光市くらしナビ-和光市の歴史のアーカイブを参照している。一方で、「『東武鉄道六十五年史』には、新倉駅(にいぐら)として開業し、後の7月12日に読みを(にいくら)へ改めた旨の記述がある。」との注記も行っている。
Wikipediaの同項のノート:和光市駅では、2011年のコメントにおいて、
東武鉄道のウェブサイトには、「にいくら駅」で開業しその後「新倉駅」に変更したとあります。また、和光市のサイトにも「『にいくら駅』の開設を始め、」といった記述があることから、開業当時の駅名名称は「にいくら駅」であり、そののちに「新倉駅」に改名したのであると十分に言えます。 — ノート:和光市駅
とあり、東武鉄道と和光市のサイトに書かれているから間違いないという1ユーザーの判断をもとに、この情報が15年以上維持されていることがわかる。
確かに、2026年8月時点の和光市駅|東武鉄道公式サイトでは、
開設当時は「にいくら駅」でしたが、半年後には当時の村名の「新倉駅」に変り、また町名が変更して「大和町駅」に変りました。 — 和光市駅|東武鉄道公式サイト
と明記されており、また、「和光市歴史の玉手箱」(和光市デジタルミュージアム)でも東上線 新倉駅の項において、
昭和9年に東上線新倉駅(はじめは「にいくら」駅)は開業した。 — 東上線 新倉駅-和光市デジタルミュージアム
と記されており、公式なサイトの記載には確かにその旨の記載は見られる。
さらに、この記載に基づき、「新倉村 - Wikipedia」でも
- 1934年(昭和9年)2月1日 - 東上鉄道(現:東武東上線)にいくら駅(現:和光市駅)が開業。
- 1934年(昭和9年)7月12日 - 駅名を新倉駅に変更。
と記されている。
信頼できる情報源
一方で、和光市史や『東武鉄道百年史』などの信頼できる書籍においては、「にいくら駅」であった時期があるという記載はまったく見られない。
当サイトでは、東武鉄道社史編纂室『東武鉄道百年史[資料編]』(東武鉄道株式会社、平成10年9月30日)の記載が正しいものとして採用したい。
- 和光市(わこうし)
- 昭和9.2.1(新倉(にいぐら))
- 9.7.12(「にいくら」と改称)
- 26.10.1(大和町(やまとまち)と改称)
- 45.12.20(現駅名に改称)
- 62.8.25(有楽町線接着)*営団業務を受託
ここで、新倉・大和町・和光市はいずれもルビとして読み方が記されているが、「にいくら」のみ、カギカッコ付きで記されている。これは、読み方のみを変更したものと読み取れる。
注記
- ↑ 本文中の「埼玉県新座郡新倉村」との記載は誤りである。昭和九年当時、新座郡はすでに北足立郡に編入されていた。
| 旧新座郡エリア付近の鉄道路線・駅 |
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